あなたは、今、幸せですか?

 あなたの時間は限られている。他人の人生を生きてはいけない


― スティーブ・ジョブズ(Apple創業者)

 子ども達へ

 突然ですが、あなたは今、幸せですか?
 その「幸せ」は、自分で選んだものですか?
 それとも、誰かに与えられたものですか?

目次

何となく生きてきた

 私はずっと、何となく生きていました。
 学校に行き、就職して、働き続ける。
 公務員になったのも、私の父に勧められたことがきっかけでした。
 そのことに何の疑問も持っていませんでした。
 それまでの私は、毎日、毎月、毎年、どのくらいお金を使っているのかよくわかっていませんでした。
 公務員や会社員は、基本的には毎月、給料としてお金がもらえます。
 毎月、収入があるため、その日、その月を生活できれば、当時の私はそれで問題なかったのです。
 原因は、必要な資産について、明確な目標などがなかったためか、そもそもあまり考えたことがなかったのです。
 転機が訪れたのは、FIREという考え方と出会ったときです。
 それまで真剣に考えたことのなかった「家計」について、初めて向き合い始めました。
 毎日のお金の使い方。毎月の収支。半年、1年のお金の流れ。
 最初はけっこう手間がかかるなと感じましたが、使ったお金を記録し、自分の状況を把握していくと、不思議なことが起きました。

  • 支出と収支がわかれば、ライフプランが立てられる。
  • ライフプランが立てられれば、人生に必要な資産が見えてくる。
  • 自分の人生をもっとこうしようとか、未来のことに目を向けられるようになってくる。

 もちろん、ライフプランについては計画通りには進みません。
 予定の変更もたくさんあります。

 でも、それでいいのです。
 道しるべがあれば、もしも道から外れてもまた修正することができます。
 計画がなければ、そもそもどこに向かっているかもわかりません。
 そうやって自分でお金と向き合い始めたとき、私はある感覚を持つようになりました。
  「自分で人生を選択している。」
 周りから見れば、失敗だと感じることもたくさんもありました。
 でも、自分で選んだ結果なので、納得できました。
 そして「次はもう少しこうしてみよう」という気づきや改善策を考えることができるようになりました。

自分で選ぶことで、幸せになる

 心理学の世界に、「自己決定理論」という考え方があります。
 アメリカの心理学者デシとライアンが提唱した理論で、簡単に言うと

 自分で決めて動いている間隔が、人を幸せにする

 誰かに言われたからではなく、自分で選んで行動する。
 その感覚が、人の幸福感を高めることが研究で示されています。
 (参考:自己決定理論とは|日本の人事部

 また、神戸大学の研究(2018年)では、こんなことが明らかになっています。

 自己決定は、所得や学歴よりも幸福感に強い影響を与える

 自分で選んだことには、責任が生まれます。
 他人から与えられたものではなく、自分で選んでコントロールする。
 その積み重ねが、幸福感につながるのです。
 (参考:所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる|神戸大学

あなたの人生は誰のものか

 あなたの人生は、あなたのものです。
 誰かの人生を生きる必要はありません。
 失敗しても、環境のせいにするのではなく「自分で選んだ結果だ」と受け止めてください。
 そこから初めて、次への一歩が生まれます。
 与えられた幸せより、自分で選んだ幸せの方が重要なのです。
 自分で自分の人生をデザインしてください。

父より 

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