子ども達へ
資産の記録は、毎月確認はしていましたが、記録まではしていませんでした。
「今月は増えたな」
「先月より減ったな」
そういうことは、よく見ています。
でも、毎月いくら使っているかは、きちんと確認していませんでした。
仕事を辞めたいと考えているのに、生活に必要なお金がよく分かっていない。
目標の数値ばかり確認していましたが、支出という大事な数字をよく見ていませんでした。
支出は、一日一日で違うし、月や年でも全く違うことがあります。
そのため、確認が不十分になっていました。
これでは、本当に退職してよいのか分かりません。
そこで、今の我が家の家計簿のようなものを、わかる範囲で全て確認しました。
それまでは、4年前の見積もりのままでした
私が「6,000万円あれば辞められる」と考えたのは、あなた達がまだ2人だった頃です。
そのときは、年間500万円くらいで暮らせるだろうと思っていました。
ただ、細かく計算したわけではありません。
「まあ、これくらいあれば大丈夫かな」
正直、そのくらいの感覚でした。
それから、3人目が生まれました。
あなた達も大きくなりました。
それなのに、生活費は4年前の見積もりのままです。
ここは、もっと早く見直しておけばよかったです。
数えてみたら、月に約50万円でした
家計簿アプリを使って、口座とカードの明細を確認しました。
まずは、毎月払っているお金。
それから、年に何回か払うお金。
これから必要になりそうなお金も入れました。
それらを月あたりに直すと、約50万円になりました。
「えっ、そんなにお金を使ってる?」
思っていたより多かったです。かなり……
4年前の見積もりは、年間500万円。
月にすると、約42万円です。
今の金額とは、月に約8万円の差があります。
年間では、約100万円です。
もちろん、4年前からずっと月50万円かかっていたとは限りません。
でも、今の我が家には、昔の見積もりでは足りないようです。
毎月、残るお金は約22万円
次に、収入から支出を引いてみました。
月あたりで残るのは、約22万円でした。
このお金が、投資信託やiDeCoに回っています。
年間では、およそ260万円です。
いまは妻が育児休業中です。
妻の収入は、給料ではなく給付金です。
復帰は、1年半後くらいを予定しています。
その頃には、貯められるお金も少し増えると思います。
ただ、収入が増えると、そのぶん使ってしまいそうな気もします。
そこは気をつけたいですね。
復帰したら、家計ももう一度確認しようと思います。
あと3年半で、どれくらい貯まる?
最短で仕事を辞められる条件は、2030年です。
あと、3年半ほどあります。
年間260万円を積み立てると、3年半で約910万円です。
今の資産は、約4,270万円。
合わせると、約5,180万円になります。
目標は、8,000万円です。
まだ、約2,820万円の差があります。
このペースでは全く届きません。
もちろん、この計算に運用で増える分は入れていません。
相場が良ければ、もっと増えるかもしれません。
反対に、減ることもあります。
妻の復帰後には、積立額を増やせる可能性もあります。
ただ、今の積み立てだけでは届かないことは分かりました。
辞める時期や、必要なお金。
このあたりは、もう少し考えてみようと思います。
子ども達へ伝えたいこと
今回、数えてみて分かったことがあります。
私は、資産の増え方は気にしていました。
でも、生活費がどう変わったかは、あまり見ていませんでした。
誰しも増えたお金を見るのは、楽しみです。
使ったお金を確認するのは、あまり気が進みません。
つい、後回しにしてしまいます。
というか、後回しにしていました。
数えてみたら、思っていたより生活費がかかっていました。
目標にも、まだ距離があります。
ちょっと気が重くなりました。
でも、辞める前に分かってよかったです。
あなた達も、いつか家を買ったり、仕事を変えたりするかもしれません。
そのときは、毎月いくら使っているか、一度確認してみてください。
できれば、月の支出を確認することを習慣にするとよいかもしれません。
月の支出額がわかれば、年間のおよその金額がわかります。
年間がわかれば、ライフステージごとに計算をして、人生でどのくらいお金が必要なのかつかめると思います。
不安が少し減ると思います。
私も、今回数えて終わりにしないようにしたいです。
あなた達が大きくなるにつれて、必要なお金も変わると思います。
そのときは、また数えてみます。
良い人生を。
父より
― 未来への手紙 第17通 ―
次の手紙:第18通 辞めたあと、何をするのか決まっていません

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