子ども達へ
夢はありますか?
今は夢ややりたいことが見つかっていなくてもよいと思います。
私は、あなた達の未来のために、お金を準備しておこうと思っています。
私は、あなた達それぞれの名前で銀行口座、証券口座を作りました。
あなた達の口座を作ったのは、あなた達が大きくなって、進学したい、留学したい、働きたいなど、何かやりたいことが見つかったときのために、その未来を選択できるよう、お金を準備しておきたいと思ったからです。
西野亮廣さんが書いた『夢と金』という本があります。
その本のなかで「お金が尽きると夢は尽きる。」という言葉がでてきますが、そのとおりだと思います。
お金がないと夢を諦めないといけない。
でも、お金があれば、それを追い続けることができる、選択できるのです。
あなた達の口座は、あなた達が生まれてすぐに作ったものです。
このお金を、あなた達がどのように使うのか、私は楽しみにしています。
あなた達の口座で、何をしているのか
毎月、あなた達それぞれの名前の口座に、お金を積み立てています。
積み立てているといっても、私がしたことは、
1 証券口座に入金する
2 積み立てる投資信託(たくさんの会社にまとめて投資できる商品)を選ぶ
3 購入金額と購入のタイミングを設定する
以上です。
それからは、1年の最初に証券口座へお金を入金すること(1だけ)しか、私はしていません。
現金のまま、もしくは低金利の銀行口座に貯金したままというのは、一見安全にみえても、「投資をしないリスク」があると私は考えています。
積み立ての記録は、「児童手当を全額投資したらいくらになる?」と「銀行なら+2万円、投資なら+350万円」の手紙に残してあります。
なぜ「あなた達の名義」なのか
理由は2つあります。
1つ目は、これはあなたのお金だと、はっきりさせたかったからです。
家計と一緒にしてしまうと、いつのまにか「家族のお金」になり、いずれ「親のお金」になってしまう気がしました。
最初からあなたの名前がついていれば、これはあなたに渡すものだと、私自身も迷わなくなります。
2つ目は、時間を味方につけたかったからです。
投資は、続けた時間が長いほど力を発揮します。
利益がさらに利益を生む「複利」という仕組みがあるからです。
あなた達が0歳から始めれば、20歳までに20年。
私が投資を始めたのは、ここ6年か7年くらいのことです。
私が自分の口座で始めるどんな投資よりも、長い時間を持てるのです。
渡したいのは、お金ではなく選択肢
誤解しないでほしいのですが、私はあなた達を「お金持ちにしたい」わけではありません。
お金は、人生の選択肢を広げる道具です。
学びたいことがあるとき、お金を理由にあきらめなくていい。
挑戦したいことがあるとき、一歩を踏み出せる。
行きたい場所ができたとき、そこに行ける。
どれも、お金がすべてではありません。
でも、お金があることで選べるようになるものは、確かにあります。
私が渡したいのは、その「選べる状態」です。
正直なところ、いつ、どんな形で渡すのかは、まだ決めていません。
それは、あなた達の成長を見ながら、これから考えていきます。
子ども達へ伝えたいこと
このお金をどう使うかは、あなたが決めてください。
何かに挑戦するのに使ってもいい。
守りとして持ち続けてもいい。
私の想像もつかない使い方でも、あなたが自分で考えて選んだなら、それでいいのです。
私にできるのは、選択肢を少しだけ増やしておくことまで。
選ぶのは、あなた達です。
あなたなら、何を選びますか?
父より
― 未来への手紙 第14通 ―
次の手紙:第15通 資産が減った月の記録

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